オンラインカジノのライセンスで多いオランダ領やイギリスについて

赤いヒールとトランプ

オンラインカジノの運営ライセンスでよく目にすることがあるのは、キュラソー島やマルタ共和国などの名前です。キュラソー島はオランダ領にあるカリブ海にある島で、パステルカラーのカラフルな建築物が立ち並ぶことで知られています。

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オンラインカジノ運営のライセンスでキュラソー島が多いのは、カジノの利益に課税されなかったり、審査が比較的早いことが理由に挙げられます。

もう1つの定番はマルタ共和国で、イギリスの植民地だった過去があります。その為マルタ共和国は今もイギリス連邦に加盟していますし、公用語にはマルタ語と英語が並んでいるわけです。マルタ共和国では2種類のライセンスが発行されており、政府からライセンス発行を受けたオンラインカジノは、英国賭博規制委員会のホワイトリストの仲間入りをします。 ホワイトリスト入りするとイギリス国内のプレイヤーにサービスを提供できるので、イギリス向けのサービスを提供したいオンラインカジノがマルタ共和国を選んでいます。 ただ、マルタ共和国はキュラソー島よりもライセンスのルールが厳しく、規制に従って対応したり資産報告をする必要もあります。 審査が厳しい上にライセンスは5年の期間限定ですから、キュラソー島よりも厳格だといえるでしょう。

他にも比較的規制が緩いとされるカナダのカナワク、資産力が審査に影響するジブラルタルなどもあります。

実はイギリス本島でもオンラインカジノのライセンスは取得できますが、規制が厳しく審査のハードルが高いので、キュラソー島やマルタ共和国に集まっているわけです。資金力が限られる中小規模のオンラインカジノは特に、審査を受けてライセンスを取得するだけでも大変ですから、ライセンス発行国に偏りが見られるのも頷けます。

オランダ領のキュラソー島も決して審査が甘いわけではないので、運営に問題があれば剥奪もあり得ますし、運営できなくなることもあります。オンラインカジノの運営にはキュラソー島でサービスを運営する条件がありますから、ライセンス剥奪となれば追い出される結果になるでしょう。

現在特に問題なく運営が続けられているオンラインカジノは、それだけ運営が安定していて信頼できることを意味します。